豊島区議会 2007-09-13
平成19年豊島副都心開発調査特別委員会( 9月13日)
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│列席者 │ 吉村議長(委員として出席) 藤本副議長(委員として
出席) │
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│説明員 │ 高野区長 水島副区長 │
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│ 河原政策経営部長 齊藤企画課長 吉川財政課長 鈴木広報課長 │
│ 児玉情報管理課長 │
│───────────────────────────────────────── │
│ 上村施設管理部長 坪内財産運用課長 近藤施設課長心得 天貝庁舎建設室長 │
│──────────────────────────────────────────│
│ 大沼文化商工部長 川地生活産業課長 栗原文化観光課長 │
│──────────────────────────────────────────│
│ 森環境課長 │
│──────────────────────────────────────────│
│ 増田都市整備部長 鮎川都市計画課長 宮川住環境整備課長 奥島
都市開発課長 │
│ 竹内住宅課長 園田建築指導課長 野島建築審査課長 │
│ 高田都市整備部副参事(
都市再生担当)心得 │
│ ─────────────────────────────────────────│
│ 亀山土木部長 鈴木道路管理課長 西澤道路整備課長 高橋交通安全課長 │
│ 石井公園緑地課長 │
├────┬─────────────────────────────────────┤
│説明者 │ 東京都交通局 │
├────
┘ 岡本交通局参事(
荒川電車営業所長事務取扱) │
│ 広藤電車部営業課長 │
├────┬─────────────────────────────────────┤
│事務局 │ 大門事務局長 石川議会総務課長 松木議事担当係長 山崎議事係主査 │
├────┴─────────────────────────────────────┤
│ 会議に付した事件 │
├──────────────────────────────────────────┤
│1.
会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│
│ 和賀井委員、森委員を指名する。 │
│1.
異動説明員の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│
│1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1│
│ 小委員会案を了承する。 │
│1.
都電荒川線「
雑司ヶ谷」停留場の
名称変更について・・・・・・・・・・・・・・・ 1│
│ 東京都
交通局岡本交通局参事、
広藤電車部営業課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.
首都高速中央環状新宿線整備に伴う
山手通り交差点の閉鎖について・・・・・・・・ 5│
│ 西澤道路整備課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.新
庁舎整備について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11│
│ 天貝庁舎建設室長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.巣鴨駅
北口白山通り駐輪場の開設及び
利用状況について・・・・・・・・・・・・・20│
│ 高橋交通安全課長より説明を受け、質疑を行う。 │
│1.今後の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27│
│ 11月 8日(木)午前10時、小委員会を開会することとなる。 │
│ 11月12日(月)午前10時、委員会を開会することとなる。 │
└──────────────────────────────────────────┘
午前10時3分開会
○
山口菊子委員長
ただいまから、豊島副
都心開発調査特別委員会を開会いたします。
お入りになってびっくりされたろうと思いますが、小委員会でお諮りをさせていただきましたマイクの仕様が変わりましたので、席の配置がこのようになりました。理事者が私
ども正副委員長の後ろという状況の中でわかりにくかったんですけれども、今回、見渡せるような形で席を変更させていただきましたので、ご了承いただきたいと思います。
会議録署名委員をご指名申し上げます。
和賀井委員、森委員、よろしくお願いいたします。
───────────────────◇────────────────────
○
山口菊子委員長
ここで、議事の都合により、
暫時休憩といたします。議長、どうぞよろしくお願いいたします。
午前10時4分休憩
───────────────────◇────────────────────
午前10時6分再開
○
山口菊子委員長
それでは、副
都心開発調査特別委員会を再開させていただきます。
ただいま
議員協議会で紹介されました理事者は、本委員会の説明員ともなりますが、委員会での重ねてのご紹介は省略させていただきたいと存じます。
───────────────────◇────────────────────
○
山口菊子委員長
それでは、委員会の運営について申し上げます。本日の委員会の運営について小
委員会案を申し上げます。本日は4件の案件を予定しております。最初の案件でございます、
都電荒川線「
雑司ヶ谷」停留場の
名称変更について、説明のため、東京都交通局より2名の方にご出席をいただいております。
以上でございます。運営について何かございますでしょうか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
山口菊子委員長
それでは、
都電荒川線「
雑司ヶ谷」停留場の
名称変更について、初めに、
荒川電車営業所長の岡本恭広
交通局参事よりご挨拶をいただき、続いて職員の方のご紹介を受けたいと思います。
○
岡本交通局参事
東京都
交通局参事、
荒川電車営業所長の岡本でございます。
いつも
都電荒川線をご利用いただきまして本当にありがとうございます。また、本日、委員会の貴重なお時間を頂戴いたしましてご説明する機会をいただきまして本当にありがとうございます。
それでは、本日、一緒に参りました職員についてご紹介させていただきたいと思います。
交通局電車部営業課長の
広藤信行でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
山口菊子委員長
それでは、説明がございます。
○
広藤営業課長
それでは、お手元にございます資料、
都電荒川線「
雑司ヶ谷」停留場の
名称変更につきまして、ご審議の程、お願いしたいと思います。
まず1番目、
変更内容ということで、
都電荒川線「
雑司ヶ谷」の停留場の名称を、現在、「
雑司ヶ谷」というだけの名称でございますけども、これを「
都電雑司ヶ谷」に変更したいと考えております。
理由としまして、2番目の
変更理由ですが、
東京メトロ副都心線、これにつきましては、平成20年6月
開業予定ということで、これもプレス発表してございます。これの「
雑司が谷」駅が、
都電荒川線の「
鬼子母神前」
駅停留場の地下に設置されることになっております。
都電荒川線「
雑司ヶ谷」停留場はこれとは離れた位置にあるため、お客様が大変混乱する恐れがあるということで、そこで
都電荒川線の「
雑司ヶ谷」、この停留場の名称を変更いたしまして、お客様の
混乱防止を図るものでございます。
3番目として、実施時期ですけども、平成20年6月を予定しております。
次は4番目ですけども、これまでの経過ということでございます。平成18年12月に、
交通局内で、「
雑司ヶ谷」停留場の名称を変更することを決定いたしまして、
関係部署への説明、協議を行ってまいりました。
具体的には、「
鬼子母神前」のある第5地区、及び、「
雑司ヶ谷」駅のある第4地区の
区政連絡会正副委員長、
地区担当区議への説明、それから、付近にございます6商店街への説明、それから、第4地区、第5地区における
区政連絡会での説明などを行ってまいりました。
5番目として、今後の予定ということで、今後は、第4地区、第5地区における
区政連絡会において報告を行う予定でございます。その後、駅における
案内サイン、それから、
車内放送等の改修を行っている予定でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いします。
○
山口菊子委員長
説明が終わりました。ご質疑をお願いいたします。
○
渡辺くみ子委員
これまでの経過というところで、平成18年12月と書かれているんですが、実際に
東京メトロ副都心線がこういう名称を使うということは、いつ頃からご存知でいらっしゃったんでしょうか。
○
広藤営業課長
メトロさんの方から報告を受けましたのが11月下旬頃だったと思います。これについてはまだプレス発表する前ということで、交通局といたしましても、先程説明しました、お客様の方で、多分、混乱を来すだろうということで、局内で名称を変更する必要があるのかどうかということを検討した次第でございます。
○
渡辺くみ子委員
「
雑司が谷」という名称にするかどうかというのは、最終的にはメトロさんが決めてきたわけですけれども、その間、いろいろな地域に関連するところでの
アンケート活動、例えば「
鬼子母神」という駅名がいいとか、「
鬼子母神雑司ヶ谷」がいいとか、いろんな形で、千歳橋という名前も出ていましたし、
それなりに、それぞれ地域の方々が自分の思いを出して、最終的にはメトロが決定をしたという経過になっているんですけれども。
ただ、私は、「
雑司が谷」という駅名というのは、都電の中でずっと地域には定着をしているんですよ。それが、メトロさんが、今度「
雑司が谷」という名前を使うから都電の方を変えるというのが、変えること自体にどうのということではありませんけれども、「
雑司が谷」という名称が出てきたという絡みからすると、そういうような混乱が当然起こるだろうと。その場合に、メトロさんに対して、こういう形にならないかとかという働きかけはされているんですか。
○
広藤営業課長
今、委員が言われました、
メトロ側へのアクションにつきまして、これについては協議しているという話は聞いてございました。ただ、メトロさんが正式にどういった名称になるのかというのが、ちょっと我々も聞いておりませんでしたので、そこのところでメトロさんの発表後の処置となったということになります。
○
渡辺くみ子委員
お配りいただきました案内図を見ても、都電何々とかっていう名称のついているところってどこもないですよね。結局、副都心線がそういう名前をつけたからということになったわけですよ。だけど、今のお話を伺うと、メトロさんから何も言われなくて、最終的にこういうふうな方向に決まったから、じゃあこちら側を変えようという、そういうような対応っていうのは。
基本的にはその地域の混乱を避けるという点で、それ自体がどうのとは言いませんけれども、私は、東京都として、この間、都電を地元の人たちと一緒に何十年も守り続けてきて、
それなりに歴史的なものもあるにもかかわらず、非常に短絡的な形で、向こうがこういうふうに決めちゃって事前に何の話もなかったと、だから、今度はこちらを変えざるを得ないんだというやり方というのは、本当にどうなのかなと思うんですよ。そこら辺に関してはどのようにお考えですか。
○
広藤営業課長
今、委員が言われましたように、やはり地元の、昔からの、この「
雑司ヶ谷」という名称につきまして、我々、大変尊重しております。そういった意味で、やはり「
雑司ヶ谷」という名称を変更したくないと我々も思っておりました。
それで、メトロさんの方におきましては、先程言いました「
鬼子母神」の真下に「
雑司が谷」の名称ということで、そこのところでメトロさんにも内々にあった名称の変更ということで、我々もいろいろと、案内板、
車内放送の改修も必要なんだということを伝えてございます。そのためにも、メトロさんがプレス発表した後、副都心線、それの名称ということでプレス発表した以上は、もうこれは変更できないということでメトロさんの方からも言われまして、我々も、昔からの「
雑司ヶ谷」という名称も変更したくないということでございましたので、冠をつけるということで「都電」を頭に持ってきたということです。これはあくまでも地元の皆さんを尊重いたしましてつけた内容となっております。
○
渡辺くみ子委員
結局、プレス発表した以降なんか変わらないんですよ、絶対にね。そのプレス発表して決定をする前に、少なくても
地域住民への、名称に関しての
アンケートは、さっきも言いましたけど、あったわけです。それから、あれですけど、この工事が始まる時点で、既に仮称「
雑司が谷」という名前がずっと付いていたわけですよね。だから、東京都が知ろうと思えば、どういう名称になるのかっていうふうに知ろうと思えば、早い時期から私は知ることは可能だったと思うんです。そういう点では、非常に、何ていうのかな、東京都の交通局の対応の仕方というか、後手に回っているというか、そういうような印象を持っています。ただ、住民にとっては、同じような名称が両方で言われるというのはやっぱり混乱しますので、そこに対しては
それなりの対応をせざるを得ないだろうとは判断はしています。
それで、もう1つ伺いたいんですが、この説明で行きますと、それぞれの
区政連絡会のところでお話をされている。それから、私も個別的には話は伺いました。
地域住民との関係でいくと、駅における
案内サインと出ているんですけれども、当然、この駅における
案内サインというのは必要なんですが、それぞれの町会長さんのところだけにこういうようなお話を持っていって、町会長さんご自身がそれぞれの町会員さんには知らせることは可能であっても、そこの地域全部の区民に知らせるという役割は担ってはいませんし、そこまでやること自体は不可能だろうと思うんですね。そういった点で言うと、都電を利用する人も利用しない人も、都電の名称がこういうふうに変わったんだということを認識するためには、
それなりの
宣伝方法というか、それはやっぱり東京都がきちんとやるべきだと思うんです。駅に行けばわかるというのではなくて、ある程度徹底したやり方を検討していただきたいと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
○
広藤営業課長
今、委員からございましたように、来年の6月開業ということで、我々の
名称変更も6月に同時にやっていきたいと考えております。
その中で、やはり
地域住民の方に周知が必要だろうと。委員が言われましたように、我々も同じ認識でございます。そのために、事前にどのように周知させるかということで我々も考えておりまして、
荒川沿線の各停留場にも、これは
名称変更ということで周知しなくちゃいけないだろうし、また、
雑司が谷、
南池袋付近の地域の住民の方といったところにも町内会の掲示板と、そういったところにも周知したいと、このように考えております。
○
渡辺くみ子委員
わかりました。そこら辺に関しては住民任せということではなくて、ぜひ徹底していただきたいと思います。
初めて聞く方が結構多いと思うので、
それなりにまたいろいろ意見が出る可能性もなくはないと思うんです。ですから、それは、やはり経過に関しては記された上でやっていただきたいと思います。お願いいたします。
○
山口菊子委員長
他にございますか。
○
里中郁男委員
委員長、大変恐縮なんですが、今日の案件のことではちょっと違うんですけれども、せっかく、今日、交通局の方が見えているので、都電の
運行そのものについての質問をちょっとさせてもらってよろしいかな。案件がちょっと違うんだけど、
都電そのものについてのことなので、ちょっとお聞きしたいなと思ったんだけど。
○
山口菊子委員長
あまり飛ばなければ。担当の方が答えられる範囲かどうかもわかりませんので。
○
里中郁男委員
実は、ちょうど1年ぐらい前になるんですけれども、私もそんなに多くは都電に乗りませんが、たまたま滝野川一丁目から大塚まで出ようと思って都電に乗りましたときに、車中での
乗客同士の
トラブルといいますか、それにたまたま出くわしたということがございました。どうもその様子を聞いていると、若い人なんだけれども、体が結構がっちりしていまして、男の方で、ちょっと、少し、精神的に疾患のあるような、私はそんなような感じに思いました。乗っている乗客に罵声をいろいろと、
馬鹿野郎だとか何とかと言いながら乗っているわけですよね。私が滝野川一丁目から乗ったときにはもう既にそれが始まっていまして、結局、最後は取っ組み合いのような形になって、最終的に庚申塚で運転手さんが、駅で停めて、2人は
けんか状態になって外へ出ていきましたから、私も暑かったけど、上着を脱いで止めに入ったんですよ。入ったんだけれども、そういう
トラブルがあったときに、運転手さん1人で都電というのは動いている
ワンマンカーなものですから、そういういろいろな
トラブルも、あちこち発生しているんじゃなかろうかと思ったときに、そういう部分での交通局の、いわゆる
危機管理といいますか、
非常事態が起きたときには、どういう形でなすべきかという指導をどの程度されているのかというのを、ちょっとこの問題とは違うんですけれども、都電の運行に関してちょっと心配になったところもあるので、ちょっとお聞きしたいなと思ったんですが、よろしいですか。
○
岡本交通局参事
都電の車内におきまして、
お客様同士の
トラブル、あるいは急病人の方が出たとか、いろいろな
トラブルが、多々、日々起こってございます。その際、私どもといたしましては、都電それぞれの車両に無線がついてございます。その無線によりまして、私ども、
荒川車庫、基地、ベースでございますけれども、そちらの方に、今、こういう状態になっておるということで無線で連絡が参ります。そうしますと、位置を確認いたしまして、最寄りの警察なり、消防、救急でございますけれども、そういったところに連絡をして対処するようにしてございます。また、乗務員といたしましても、そういう対応ということで心得てございます。少なくとも、いろいろ
トラブルがございまして、お客様にご迷惑をかけないように、安心して乗っていただけるように日々努めております。どうぞよろしくお願いいたします。
○
里中郁男委員
それで、私思ったのは、結局乗っている方っていうのは大体同じような時間に乗りますから、その方が1回や2回じゃないということがわかっているわけですよ。その会話の中で、てめえ、どうのこうのって、言うような話を聞きましたから、だから、そういうことを聞いていると、やはり何回か乗っている人だと思うんですね。当然、僕は乗務員さんも、そういう方も、もしかしたら乗られているということは私は恐らく承知していると思うんですよ。だから、そういう中で、例えば、そういうときに運転手さん1人で、重大な局面とか、もう大変ですから、場合によっては大怪我になったり
殴り合いになったら大変なことになっちゃうわけで、これは怪我人も出たりとか、いろいろなことがあると思います。まして、この沿線はお地蔵さまも近くて、庚申塚では、お年寄りも乗り降りする、その手前の西ヶ原四丁目では、女子校の桜丘だったかな、
女子高校生だとか、学生も乗るわけですよ、都電に。そういうものに巻き込まれていくというのは、大変私はすごく危惧したし、心配したし、少し精神的な疾患があるような方なので、恐らく承知はしていると思いますけれども、それのところを、もう1人、だれかその部分は乗せるとか、何かそういったような対応ですね、それはどうなんですかね、その辺のところは。
○
岡本交通局参事
実は、委員おっしゃるとおり、いろいろと問題のある方というのは、私
ども把握をしてございます。そうした場合に、乗務員の方としましても注視しまして、問題が起こった場合には直ちにベースの方に連絡があって対応をするということになっています。
ただ、いろいろ
トラブルを起こすお客様もいらっしゃるんですが、やはり私どもにとってはお客様でございます。
トラブルを起こさない限り、お客様として乗っていただきたいとは考えてございます。
○
里中郁男委員
じゃあ最後にしますけれども。
その辺のところはある程度確認されているということでありましたら、ぜひ、最大の注意を払って対処いただきませんと、例えば、刃物沙汰になるという可能性もあるわけですよ。私がいたときに、間に入って止めようとしたときに、いわゆる抱き抱えたりなんかして、お互いに、
殴り合いまではいかなかったけど、間に入って止めろということで、私も間に入ってやりましたけど、その程度では終わっているけども、しかし、場合によっては刃物も持ち出す可能性もあるし、やはり、これは気をつけていただかないと大きな問題になる可能性もあるので、ぜひ細心の注意を払っていただいて、今後ともやっていただきたいと思います。ありがとうございました。
○
山口菊子委員長
他にございませんでしょうか。よろしゅうございますか。
「なし」
○
山口菊子委員長
それでは、ぜひ安全な運行をお図りいただきたいと思います。それでは、交通局のお2人にはここでご退席をいただきます。ありがとうございました。
───────────────────◇────────────────────
○
山口菊子委員長
それでは、次の案件に入ります。
2番目に、
首都高速中央環状新宿線整備に伴う
山手通り交差点の閉鎖について、理事者から説明がございます。
○
西澤道路整備課長
本件につきましては、前回、7月の本委員会におきまして、首都高速道路株式会社の方で説明をした折に若干説明が足りなかったということで、本日、補足的なご説明をさせていただくものでございます。
まず1番でございますが、閉鎖する交差点および閉鎖時期でございますが、長崎一丁目交差点につきましては、本年の10月上旬の閉鎖の予定をしてございます。
閉鎖の理由でございますが、中央環状新宿線の西池袋出口の新設に伴いまして、中央分離帯が山手通り上に設置をされますので、今後、永久的に交差点の方は閉鎖となるものでございます。
また、南長崎一丁目交差点でございますが、既に8月4日に交差点の閉鎖をいたしてございます。こちらにつきましても、中央環状新宿線の西池袋の出入り口の構造物が出てまいりますので、その関係で閉鎖をするものでございます。
2番目の交差点の閉鎖の対応等につきましては、添付をいたしてございます図面の方をもちましてご説明申し上げます。
2ページ目をお開きいただきたいと存じます。
A3判の資料でございますが、2ページ目が長崎一丁目交差点でございます。一番右側が立教通りの交差点でございまして、真ん中の部分が閉鎖する長崎一丁目交差点でございます。現況、この図面上ですと、上の方から、長崎側から西池袋側に山手通りを横断するような形で通行が可能でございました。また、山手通りに出まして、山手通りを右折いたしまして、山手通り、渋谷方に通行が可能でございましたが、10月からは、下の図面でございますが、西池袋出口ができます、この関係で交差点が閉鎖になるものでございます。
閉鎖になりますと、長崎方から来る車につきましては、立教通り側に走っていただきまして、立教通りの手前のUターン路でUターンをしていただきまして、渋谷方面に行くというふうになります。また、西池袋側につきましては、西池袋側から出まして、後程別の図面でご説明を申し上げますが、山手通りに左折で出まして、目白通り、手前でUターンをし、板橋方面に行くと、そのような形になるものでございます。
また、歩行者、自転車の関係でございますが、交差点閉鎖に伴いまして、立教通りの交差点に迂回をする、あるいは、図面上、左、渋谷方に172号線の交差点ができます。ここは完成後も交差点として供用されますので、自転車、歩行者の方はこちらの方に迂回をしていただくと、そのような利用になるものでございます。
3ページ目、次の図面でございますが、こちらは既に8月4日から交差点が閉鎖になってございます、南長崎一丁目交差点でございます。図面上、上が、現況となっておりますが、閉鎖前ということでご覧をいただきたいと思いますが。
大和田通りの方から来まして、山手通りを横断し、目白方面に来れたと。また、大和田通りから渋谷方面、また板橋方面には行けましたし、また、山手通りを通行し、大和田通りの方に右折をして行けたわけでございますが、右側に首都高の山手通り、断面図がございますように、西池袋の出入口ができてまいりますので、交差点を閉鎖するものでございます。
交差点閉鎖の状況でございますが、大和田通り出口のところに信号を設置いたしまして、車の方につきましては大和田通りから山手通りに出まして、左折につきましては板橋方面に行けますが、渋谷方面に行かれる方は区道を通っていただきまして、西武新宿線手前の椎名橋下仮設道路と書いてございます、こちらに回っていただきまして、西池袋方面に参りまして山手通りに左折で出ると、このような形になります。
また、山手通りを板橋方面から新宿方面に来られる方につきましては、西池袋方面に左折で入ってきまして、先程の椎名橋下の仮設道路を通りまして大和田通り側に行くと、そのような迂回になるものでございます。
また、歩行者の方につきましては、図面上に青く塗ってございます歩行者用の歩道がトンネル上にできてございまして、こちらを通行していただくという形になるものでございます。
最後の図面でございますが、上の図面が長崎一丁目側の迂回路の、Uターン路の図面でございまして、閉鎖する交差点から約170メートル程立教通り側に参りまして、設置されますUターン路をするというものでございます。
下側の図面でございますが、こちらにつきましては閉鎖する交差点から約600メートル程新宿方の方に参りまして、Uターン路箇所とございますが、こちらのところでUターンをしていただきまして板橋方に戻ると、そのような形になるものでございます。
資料1ページ目にお戻りをいただきたいと存じます。
交差点の閉鎖に伴います、
地域住民の皆様、あるいは利用者の皆様への周知の関係でございますが、長崎一丁目交差点閉鎖につきましては、本年7月期の
区政連絡会で、第3地区、第6地区、第7地区におきまして説明をいたしてございます。
また、住民の皆様への説明につきましては、本年の8月30日に開催をいたしてございます。
また、利用者の皆さんへの周知ということでは、周知看板、あるいはチラシの配付、また、交差点閉鎖時におきましては、現地におけますガードマンによる誘導を行うものでございます。
②の南長崎一丁目交差点閉鎖につきましての
区政連絡会は、同じように同日やってございます。また、住民の皆様への説明につきましては、平成17年2月の説明会の折に説明をしているということでございます。
利用者への周知につきましては同様のことを行ってございます。
説明は以上でございます。
○
山口菊子委員長
説明が終わりました。ご質疑をお願いいたします。
○河野たえ子委員
南長崎一丁目交差点の閉鎖は、いい悪いは別にして、早くからあそこが閉鎖になる、つまり、大和田通りの方へ右折で直接入れなくなるという話は聞いていたわけですよ。私は、あれ自体がちょっと問題があると思いますが、それはそれとしてね。
ところが、この長崎一丁目交差点の閉鎖については、工事が終盤に入りまして初めて発表されたわけですね。もともと、ここの閉鎖について、なぜ最初からそういうことについて、きちんと計画段階からはっきりしていなかったのかということについては、首都高の方の説明、この間、ちょっと聞こうと思っても、今日は来ないわけですけども、いつ頃区はそれを知っていて、そのことについてどういう対応をしたのか、まずお聞きしたいんですけど。
○
西澤道路整備課長
こういった大きな工事でございますと、計画段階での協議というものが、区あるいは都の方になされるわけでございます。当初より、長崎一丁目の方につきましても、出入口の関係で閉鎖になる可能性があったというのは、首都高の方も認識をしていたところだとは思います。ただ、計画協議を行うと同時に、交通管理者でございます警視庁との協議も並行して行ってございまして、最終的に、警視庁の協議の結果が出た時点で、閉鎖ということが確定的になったということかなと思ってございます。
また、8月30日の説明会のときには、私ども、出席しておりましたけれども、やはり、今、委員からお話がございましたように、なぜ今の時点でというご意見はたくさん出ていた状況でございます。
○河野たえ子委員
なぜ、早く計画段階で明らかにしなかったのかというのは、まず、あの山手通りについては、下の中央環状新宿線の出入口の問題とか、いろいろ関連してくるわけですね。それで、大体、自動車が、172号線ができ上がって池袋方面へ車の流入、つまり、現在の山手通り、環状6号線と、それから、地下の中央環状新宿線と、それから、172号線などの、いわゆる自動車の流入、通行ですよね、それが一体どういうふうに変わっていって、住民に影響を与えるかということで、わざわざ環境アセスメントまでやりまして、それでやったわけですよ。まあ問題ないということで、アセスメントは事業者が自分たちでやるものですから、結果としてこれからどう変わるかというのは予測でしかあり得ませんけれども、私は、そのことを聞いたときに、資料として長崎一丁目交差点閉鎖に伴う迂回道路案という案をいただいたわけです。
そうしたら、その案では、つまり、現状では、両方に、いわゆる千川通りから長崎一丁目の、あそこのパトリックの脇のところへ出てくる道路というのは結構な交通量があるんですよ。反対側の西池側、向こうも一方通行ですけど、短いですから、総交通量がないんです。172号線ができれば、そっちへ移るから、余り、道路地内に、住宅街に自動車は入りませんよという話がずっと言われてきたのに、この迂回案を見たり、それから、今言ったように、わざわざ出てきた車がですよ、いわゆる千早一丁目側と西池四丁目側を通って新宿方面へ一旦流れていく、立教道路の、Uターンしてね。そうすると、二重に交通量って増えるんですよ。そうでしょう。今でもあそこは結構信号待ちになるんです。そうすると、そこで渋滞が当然起きてくる。そうすると排気ガスの問題だとか、いろいろ出てくるわけです。
さらに、これが板橋方向に行くためには、西池四丁目側から板橋方向に行くためには、何ていうの、わざわざ、いわゆる西池四丁目の道路を通って、そして、立教小学校を通って立教通りへ一旦出るんですね。それから、一丁目交差点を通って板橋方面へ行くという形で住宅街に車がうんと入ってくるわけです。現状より増えることはただでさえ私たちは予想していますけれども、こういう計画を終わりになってやって、自動車が住宅街にうんと入ってくるということになると、これはすごく私は問題だと思うんです。その辺について皆さんは、区民のそういう環境や何かを守るという立場から、東京都との関係で、また首都高との関係で、どれだけこの問題について意見を言ったのかということを聞きたいんです。
○
西澤道路整備課長
委員さん、お話しされましたように、Uターン路がかなり目白通り側に行きますので、そこの部分では交通量が2倍になるというのはご指摘のとおりかと思います。
また、その件に関しては、やはり8月30日の説明会におきましても、172号線の交差点の、すぐ板橋側の方にUターン路ができないかという地元の皆さんからのご指摘もございました。これについて、首都高の方では、現状の山手通りの沿道の建物の関係が、右と左で約60センチぐらい違うという形がございまして、そこの解消をするのに172号線のところでは、設計上、大変厳しいというお話はしてございます。
また、地区内への通過車両の流入の件につきましても、やはり多くの方々からご懸念のお話が出てございます。それにつきまして、まず、首都高を使う利用者の方については、この西池袋出口を下りて池袋に行けますという案内ではなくて、もっと、板橋区役所の方から、あそこのジャンクションで東池袋、サンシャインの方に誘導する案内をする対応をしていくと言ってございます。
また、そうは言いましても、172号線がまだ拡幅整備がされてございませんので、その間の、山手通りを来た車が左折で入ってくることの対応につきましては、やはり、私どもも地域の住民の皆さんへの影響がかなりございますので、これにつきましては、引き続き、その対応策につきましては東京都並びに首都高の方と協議をしてまいりたいと考えてございます。
○河野たえ子委員
課長に文句を言っても始まらないようなところもあるんですね。それは、東京都と首都高との関係もありますから、ただ、こういう幹線道路をつくるときには、やはり、住民の最大の関心は現状の車の流入が多くならないようにしてくれと。それで、また向こうも説明するときに、幹線道路をつくるときは両側には犠牲があるけれども、中の住民にとってはよくなるんですと、こういう説明を散々言ってきたんですよ。それが逆に、今になってこういう形をとって住宅街に車が入ってくる。それから、山手通りの両側については、少なくとも短い期間ではありますが、こっちの一丁目から、交差点から出てきた、千川通りの方から出てきた車が立教通りでUターンをして、そして、さらに新宿方面へ出ていくということになると、この短い期間は、つまり車の交通量が、倍になる、単純計算ですよ、単純計算ですけども倍になるという計算になるんです。そうすると、やはり、今、一番問題になっている公害問題だとか環境問題だとか、いろいろそういうものになってきたときに、やはり、最低限でそれを抑えるというためには、私はこんな交差点の廃止は最初からわかっていたのに、何で今ごろこういうことをやるのかということについてはすごく腹を立てているわけ。まして、さっき話したように、来た車が逆に一旦入って、172号線なり、中の道路を通って立教小学校の脇を通って、また一丁目交差点の方へ戻ってくる。今、池三小学校は立教通りと、それから、172号線ができると、西池袋五丁目方面から来る子どもたち、通学路なんです、ここね、それを全部、今、町会の人たちが旗を振って、朝やっているにもかかわらず、またさらに頭が痛くなるようなことになっちゃうわけでしょう。
それで、私は、今、散々考えたんだけども、これを閉鎖するというやり方を何とか回避できないかということなんです。そういう検討はされているんでしょうか。
○
西澤道路整備課長
やはり、説明会で地域の皆さんから同様のご質問が出てございますけれども、西池袋の出口で、出る車が山手通り本線の方に流入をする箇所でございますので、ここで信号をつくるというのは、交差点を残すということは大変難しいと。警視庁の方からもこちらの方の交差点設置という形での、交差点を残す形での回答は得られなかったと伺っております。
また先程、委員さんの方からお話がありました、千川通りの方から長崎の方を通りまして来る車、現状でございますが、12時間で1,300台弱が板橋方に行っておりますので、ご指摘のようにそれの倍ぐらいは、ここの区間については往復の部分でございますので、交通量は増えるということはそのとおりだと思います。
○河野たえ子委員
ここで直せと言っても直らない。だけど住民は困る。それで、私、実は30日に休暇をとっていまして、説明会に出られなかったので垣内議員が出席していますけれども、住民の方は、足の裏をかいて何を言っても駄目みたいなところがあって、うんと腹を立てているんですよ。だけど、言ってもしようがないという面も多少あるので、みんな、どうしようか、困ったものだと、こういう程度になっているわけですけども、1つは、東京都、それから、首都高にきちんと要求していただきたいのは、この閉鎖を行うことによってどういう影響があるのかどうかということを明確にしていただきたいんです。
それから、もう1つは、さっき言ったように、住宅内、必ず車が増えれば、住宅街を通って出ていくんです。ですから、住宅街に入らないよう、特に、通学路の安全確保をきちんとするということは最大の観点ですから、そこのところあたりの、警察と協議とか、いろいろあるかもしれないけれども、例えば、朝の時間帯は専門の誘導員を置くとか、そういうことをきちっとやる。それから、172号線のグリーンコーポのところから立教通りへ出る道っていうの、結構、一方通行で、目白からの通過道路にもなっているんですよ。そうすると、あそこ、歩道も何もないの。道もうんと狭いんです。私、いつも自分で車で走っていると、本当に胃が痛くなっちゃうような通りなんです。だから、そういうことも考えて、例えば、道路の整備をもう少しきちんとするとかということも区として考える。そういうこともやってもらいたい。
それから、都にはUターンするスペースのところは、今まで歩道の緑化については、東京都はこれからやると言っています。これからやりますけども、大変、住民運動がある中野の方については、結構、手厚い予算をつけているんですけども、これは首都高の方になるのか都になるのかわかりませんけどね、豊島区については何か手抜きみたいな、緑化を考えているみたいなところもあるので、私なんかは脱硝装置をつけるべきだと思っていますけども、そういう環境対策についてきちんと計画を立てて出していただきたい。こういう意見を持っておりますので、ぜひ都ときちんと交渉して、こちらもやりますけども、ぜひ、区としても住民の環境と安全を守るというその観点を、今、出てきた案よりもう少しでもいいからよくなるような、そういう対策をぜひ考えていただきたいと思いますが、そのことについて決意を聞きたいですね。それで終わります。
○
山口菊子委員長
今、2点、質問がありましたね。お答えください。
○
西澤道路整備課長
まず、首都高並びに東京都に対します要望につきましては、改めて私どもの方から申し上げていきたいと思っております。
また、いわゆる住宅地内への車の流入につきましても、私どもが管理している区道の部分もございます。そういうところでは道路付近を強制的に構造物をつけることによって、狭さくと申しますけども、そういったことで車の速度を上げさせなかったり、あるいは流入を抑止するようなこともできますので、こういったことにつきましては所管警察と協議をしてまいりたいと、そのように考えてございます。
○
山口菊子委員長
他にいかがでしょうか。
○木下広委員
僕も一言だけ言わせてください、これは。
要するに、富士見台小学校側っていうか、南長崎の大和田通りの方は僕が1期のときから説明を受けて、PTAのお母さん方とか、幼稚園のお母さん方とか、ちょっと、もう大きく変わりますので、いろいろ説明して、すごく集中して説明をしてきた、そういった経緯もあって、わからないながらも大きくまちが変わるんだなと言って、真剣にいろいろな形であったんですけども、このパトリックの長崎一丁目の話は、ほんま、降って湧いたような話なわけですわ。それは、お前の議員の情報収集能力がないと言われたらそれまでかもわかりませんけど、それは本当に、そういう意味では、何ていうか、僕たちも、今日は特別委員会ですけど、本会議場の一般質問でも、何遍もこの辺の住民の安全については私も質問させていただいていますし、これは重要な、まちにとっては大きな開発の大事な話やということで、こちらも取り組んできたつもりではおるわけですよ。それが、いきなりパトリックからも西に行けませんでとかという話になると、じゃあ今まで、区がやる事業じゃないわけですから、東京都とか首都高がやる、そちらの方にもちろん文句を言うわけなんですけど、それは住民の間に立つ区側の情報収集というか、そういうのは、もっとしっかりと的確にやっていただかないと、もう今になったら、ほら、もう、そこに信号を立てるなんていうのは無理なわけでしょう。それが決まる前に、やっぱりこっちに相談を受けてやるっていう、そういう仕事を僕らはやっているわけですから、その辺はこっちも信用していただいてしっかりやっていただきたいと。文句だけ言うて終わります。
○
山口菊子委員長
やはりご答弁をいただきたいと思います。
○
西澤道路整備課長
こちらは、区側も計画協議の段階で交差点の閉鎖になる可能性があったわけでございますので、やはり、そのことに関しての情報の伝達、あるいは対応策、地元の皆さんに対する説明等も含めましたものにつきましての対応が遅れたということは事実かと思ってございます。今後、このようなことがないように十分留意したいと考えてございます。
○
山口菊子委員長
お2人の委員からの厳しいご意見ですので、よく受け止めていただきたいと思います。
他にございますでしょうか。よろしいですか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
山口菊子委員長
それでは、次の案件に入らせていただきます。
3晩目に、新
庁舎整備につきまして理事者から説明がございます。
○天貝庁舎建設室長
それでは、今日ご配付している資料は2点ございますが、新庁舎の候補地の1つである、旧日出小案におけます再開発事業の予定敷地の確定に向けた地権者との交渉について、まずご報告をさせていただきたいと思います。
現在、再開発準備組合におきましては、市街地再開発事業に参加した場合の、地権者それぞれの権利変換、つまり、従前資産がどう新しい再開発の建物の床に置き換わるのかという評価の概算を示すために、土地・建物の評価や家屋調査を進めておりましたが、これらの調査が終了いたしまして、現在、集計作業を行っている段階でございます。これらの作業が間もなく終了いたしますために、近々、地権者全員に具体的な数字を提案していく予定でございます。
このように、地権者からようやく具体的に再開発に参加するかどうかの判断をいただけるようになりましたので、この結果に基づきまして、旧日出小案の敷地確定をしてまいりたいと思います。次回の本委員会でご報告できるよう努力いたします。
続きまして、新庁舎の建物構成、それから、新庁舎における窓口サービスの新たな展開についてという資料を2つご用意しておりますので、このご説明をいたします。
これら資料は、新庁舎の候補地の敷地が確定しないという状況の中ではございますけども、どちらに建設したとしましても、新庁舎の建物構成や新たな窓口サービスの基本的な考え方をお示しするものでございます。
まず、1つ目の新庁舎の建物構成について、2枚物をお取り出しいただきたいと思います。
まず、基本的な考え方でございます。
1つ目に、利便性の高い庁舎。ユニバーサルデザインを基本として、ワンフロア面積の有効活用による窓口サービスの集約の他、区民が必要とする情報を即時に提供できる情報センター機能の整備などの区民の利便性を高めていきたいと。
2つ目が、フレキシブル、機能的で効率的な庁舎。業務の見直しなどに伴う組織変化への柔軟な対応や、多用途に活用できる会議室スペース、多目的スペースなどの設置など、フレキシブル性、機能性と効率性を高めていきたい。
3つ目には、安心・安全性の高い庁舎。災害時における災害対策拠点として、迅速かつ機能的に対応できるよう関係部局との効果的配置と、停電等への対応も考慮した低層部の配置など、安心・安全性を高めていきたい。
という基本的な考え方に基づきまして、建物構成のイメージでございます。
低層部、それから事務室、それから区議会ゾーンと3つに分けてございまして、低層部の各ゾーンでございますが、①の特徴が窓口サービス。区民の利用の多い窓口の集約化。総合窓口だとか、総合相談窓口などの設置を検討していきたい。
それから、②で災害対策センター。防災課専用室を中心とした災害対策センターを設置する。これは多目的スペース等が災害時に活用していきたい。平常時と災害時には区別して使っていきたい。
③には情報センターを設置。区民の地域活動や区政情報など、各種情報の収集、保存、提供を行います。
②には事務室ゾーンです。執務スペースとか、複数の課で共有するミーティングスペース、倉庫などの共通スペース。それから、各課の状況に合わせた作業室、相談室などの特定用途スペース。
それから、③には、今後ご相談の上、区議会ゾーンを考えていきたいということでございます。
2ページ目でございます。
この中の構成の中で、とりわけ、低層部の考え方を内部でも検討しておりますのでお示ししたいと思います。
窓口サービスでございます。
来庁舎数、用件の多い課をできるだけワンフロアに配置したい。来庁する区民の利便性の向上を図るために、
アンケート調査などから明らかとなった来庁者数の多い課を低層部に配置したい。ワン・ストップサービスに向けた総合窓口を検討していきたいと思います。この中の円グラフでございますけども、調査によりまして来庁者数が1日当たり3,345人、区民課、税務課、国保年金課を合わせますと約60%が集中してございます。それに子育て支援、それから、福祉関連を合わせますと約80%になりますので、こういった課をできるだけ集約した配置をすれば、できるだけ効果的な区民サービスにつながると考えてございます。
それから、福祉関係業務を中心とした関係課の配置ということで、現在、別館を中心に福祉関係の課はありまして、非常に不便をかけてございます。したがって、高齢者や障害者の利便性を向上して、福祉関係各課を低層部に配置したいと。だれもが安心して相談と手続ができる福祉関連の総合相談窓口を検討していきたいと思います。
それから、2つ目には災害対策センター。
機能としましては、平常時と災害時に分けてございます。防災課の専用室、防災課事務室、指令情報室、災害警戒待機室を使用し、災害警戒機能として災害関係情報の収集、教育・啓発機能として防災研修・展示などを行います。また、平常時については、安全・安心の拠点といたしまして、
危機管理並びに治安対策の機能もあわせて、今後、具体的に検討していきたいと考えてございます。災害時には、防災課の専用室のほか、首脳部室、防災
関係部署、
危機管理、土木担当など、備蓄倉庫、会議室スペース、多目的スペースを活用し、災害対策本部機能を果たしていきたい。配置につきましては、停電やエレベーター等の故障も考慮しまして、低層階に配置したい。また、防災課の専用室と首脳部、防災
関係部署などの隣接配置を検討していきたいと思います。
3ページが、その活用のイメージでございます。
平常時と災害時に分けまして、大きな違いは、通常、平常時では会議室スペースとして使っている、あるいは多目的スペースとして使っているところを災害時にはボランティア受付スペース、臨時窓口、それから、災害対策従事職員、待機宿泊場所とか、災害対策本部室も含めて、災害時には災害対策センターとしての機能を発揮していくような庁舎をつくっていきたいと思っています。
3つ目には、低層部の3つ目、情報センター。
区民の地域や区政への積極的な参加を促進するため、地域団体の活動情報や区政情報など、区民が必要とする情報を収集・保存、即時に提供できる情報センター機能を低層部に配置したい。
情報センター機能としましては、区に関する情報の収集・保存機能。それから、②として区民参加の拠点となる情報提供機能。それから、情報の電子化に対応したIT機能。これは、現在の行政情報コーナー、別館A館にございますけども、その機能の拡充と合わせて、他の自治体と、多摩市とか中野区でも実施している区民の活動の拠点となる情報センターも豊島区独自の考え方に基づきまして、今後具体的に検討してまいりたいと考えてございます。これが資料1の説明でございます。
続きまして、2番目の資料でございます。
新庁舎における窓口サービスの新たな展開についてということで、窓口サービスについて、庁内の部会を設置してございます、一定の考え方をお示ししたいと思います。
庁舎の窓口の現状でございます。3点ございます。
まず、わかりにくい窓口。本庁舎に入り切れない窓口が、現在、6カ所に分散してございます。非常にわかりにくい窓口構成となっております。
それから、不便な窓口ということで、関連する窓口は必ずしも隣接していないということで、複数の手続や届け出、相談などを済ますためには、区民の方々の歩行動線が長くなりまして不便な窓口になっております。
この各種調査結果、来庁者数が、1月29日には、3,512人、1月31日には、3,177人という形で調査をしている結果がこの表でございます。分散している状況でございます。
2ページ目が
アンケート調査の結果を簡単にまとめてございます。
1つ目が2ページの上でございます。複数用件のある来庁者について調べました。複数の目的を持った来庁者の用件の組み合わせでございますが、窓口業務の国保年金、それと、戸籍、住民票、印鑑登録、外国人登録、それと税金との組み合わせが多い。これは当然、国保年金課、区民課、税務課、この3課ということでございます。
それから、現庁舎と新庁舎のあり方についての意向をお聞きしました。
まず、現庁舎の窓口の評価についてでございます。この評価の中で、特に窓口関連で不十分だと思ったところが多かった項目としましては、用件が1カ所で済む窓口、受付時間でございました。
それから、3ページが新庁舎のあり方ということで、これも新庁舎の窓口サービスの中で重視すべき項目を見ました。その中で、案内表示のわかりやすさが最も多く、続いて、待たされない窓口、用件が1カ所で済む窓口と続いてございます。
こうした状況の中で、新たな庁舎における窓口サービスの基本的な方針を3つ出してございます。
1点目が用件のある窓口に簡単にアクセスできる。これは、特に庁舎の玄関が区民の方が目的とするところに、非常に行きにくいということも各担当の職員の方からも出ております。そういった点からも、簡単に玄関から目的のところまで行ける。
それから、2点目。関連する窓口をできるだけ集約して、区民の歩行動線を短くする。
3点目が、窓口の待ち時間をできるだけ短くする。
そういう3つの基本方針を置きまして、4ページ目、5ページ目が、新庁舎における新たな窓口のサービススタイルを4つに分けて書いてございます。
1つ目がやさしい庁舎案内の実現。区民のだれもが迷うことなく用件を済ますことができる窓口に行けるよう、庁舎総合受付・案内システムを整備したい。これは特にITを活用して窓口サービスを向上させるという考え方に基づいてございます。
具体的には、電子案内表示板等を用いたわかりやすい総合案内。3つ、記してございます。イベント等の最新のお知らせや、繁忙期等の担当窓口への案内を電子表示化する。庁舎入口にはタッチセンターのディスプレイを用意し、転入者などの区民に行き先を案内する。それと同時に、案内カウンターの設置、案内人の配置など、高齢者等に配慮いたしました対面式によるフロア案内も充実させていきたい。
2つ目が、複数用件をワンストップで扱う総合窓口。届出・証明等について設置したいと。区民ができるだけ庁舎内を移動することなく、住民記録を中心にした関連する複数の用件の手続ができる窓口を庁舎の低層階に配置したい。情報システムを活用した総合窓口を考えていきたい。住民記録、税、国保などの一般的な受付処理を1つの窓口で手続ができるよう、業務を共通化する情報システムをあわせて構築していきたいと考えてございます。証明書交付システムを構築して、各種証明書の申請・交付手続を1つの窓口で行う。これがいわゆる総合窓口でございますけども、できるだけ複数用件の区民の方があちこち行かないで1つの窓口で届け出ができるような窓口構成を考えていきたいと思っています。
3つ目が福祉関係業務を中心とした総合相談窓口の設置。
これは一般的な区民相談窓口と、それから、高齢者、障害者などが安心して相談と手続が可能となる福祉関係の総合相談窓口を低層階に設置したい。現在、区民相談コーナーというのが本庁舎1階にございますけども、相談業務について集約いたしまして、総合相談窓口という形で考えていきたい。ITの手法といたしましては、テレビ電話、動画像の双方向コミュニケーションの導入を考えていきたい。
それから、4つ目には、情報
キオスク端末、新行政端末とIT機器のフロア設置。
簡易な申請・届出は窓口を通さずに、フロアに設置したIT機器で手続が行えるようにすることで窓口受付件数と待ち時間の軽減を行いたい。自動交付機、現在、ございますけども、それをさらに発展的に改良いたしまして、銀行のATM程度までは行かないまでも、庁内のフロアに改良した交付機等を設置していきたいと考えてございます。
それから、最後に、6ページ目、7ページ目でございます。
その他の検討項目といたしまして、電子サービスの充実。庁舎に行かなくても、パソコンや携帯端末を利用して行える電子申請、ホームページのメニュー増を検討していくとともに、2番目、FAQシステムの研究。FAQ、区民から頻繁に尋ねられる質問と答えを整理したQ&A集。そういったものをシステムをつくって、コールセンターでの活用やホームページへの掲載を検討していきたいと考えてございます。
今後のこういった形の方針を具体化するために、今後の検討の方向でございます。
1点目が、区民の視点から、再度、改めて検討しなければいけない。区民会議体を設置していきたいと。
検討内容としては、利便性の高い窓口サービス、それから、ITを活用した区民サービス、そういったものを検討していただきたいと考えてございます。現在の窓口のあり方などを検証いたしまして、区独自の総合窓口の考え方をつくっていきたいと思ってございます。
それと、同時に、7ページでございますが、庁内組織でも担当職員レベルから参画をして組織をつくっていきたい。今後は各課題ごとに部会の分科会を設け、具体的な検討に着手していきたいと考えてございます。
説明は以上でございます。
○
山口菊子委員長
説明が終わりました。ご質疑お願いいたします。
○垣内信行委員
ちょっと何点か確認をしたいと思います。
まず最初、冒頭の説明があった、旧日出小学校の方のマンションの地権者の話ですけども、これまで、なかなか取組みの問題につきましても、努力もしてきたけども、当初はなかなか難しいという形で来たんですけども、以前もこの話は質問したと思うんですけども、この間ずっと、いろいろ努力されているんだと思うんですけども、手応えといいますか、今のところの手応えという、その辺はどういう形に動いていらっしゃるのか、そこをもう少し説明していただけませんか。
○天貝庁舎建設室長
ご指摘の交渉の手応えでございますが、昨年の8月末から1年経ちまして、実際、ご本人も代理人の弁護士さんを立てまして交渉をしてございます。実際、ご本人とは9回程お会いしまして、それから、代理人の方とは十数回会ってございまして、最初は、やはり門前払いといいますか、お話も聞くようなあれじゃなかったんですけども、回数を重ねるに当たってお話を聞いていただけるようになりました。
それで、現在は、再開発事業に入った場合のご自分の従前資産が、どう建物の床に反映されるのかということを聞いた上で、再開発事業に参加するかどうかの意思決定をしたいということでございますので、それを近々出して、確認をしていきたいという状況でございます。
○垣内信行委員
そうすると、今度の委員会までに、その辺のご説明ができる旨の話が先程あったという感じがしたんですけども、つまり、あと1、2カ月ぐらいのうちに、その地権者が、その提案されたものについて判断される見込みがあるのか。前に聞いたときには、年度中ぐらいには、判断しなければならんという話がありましたよね。そこの計画の上での判断はどの時点で、そのオーナーが断ってきたことをもって打ち切りにするのか、それとも粘り強く交渉していくのか、その辺の今後のマンションの関係なんですけども、そこはどういうふうに判断をしようとされているのか、そこはいかがでしょうか。
○上村施設管理部長
現在、その1地権者のみでなく、やはり、これは再開発事業ですので、全部の地権者が対等な権利を持っているわけですので、全地権者に対して、それぞれの権利変換のモデルを、概算ですけども、この段階ではお示しして、その上でご了解いただいて都市計画に入っていこうという、前回もお話ししましたけども、そういう話になっております。
したがいまして、これから全地権者にある程度の、多少の実施の段階で変更があるかもしれませんけども、ほぼ正確な条件をお示しして、皆で賛同の上で次のステップに進もうということになっております。
したがいまして、1地権者だけのことだけでなく、我々としては、全ての皆さんが合意できるような条件をお示しするということで、今、準備をしておりますが、それはうちの区も地権者ですから、うちの区としても満足できるものでないといけないということもありまして、そういうことで、我々としては、もうご理解いただけるような方向でとにかく準備をしておりますが、これは、ただ、皆さん、それぞれの考えがございますので、そのお示しした結果を見ないとちょっとはっきり申し上げられませんが、今の目標としてはそういうことで進んでございます。
もし、今、委員がご心配のように、その中の権利者のどなたかが、この段階ではちょっと都市計画に進むのは、やはりまずいという状況になった場合につきましては、その方の意見がどういうものかも判断した上でその後の対応を、それは地権者全員で考えなければいけないと思っております。ただ、我々の方の目標としては、先程課長が申したようなスケジュールで、とにかくまとめていきたいという方向でございます。
○垣内信行委員
それで、かなり地権者の中には迷われる方も恐らく予想されると思うんですよね。その時の、全員が納得されれば望ましいという形に、そうなるのは、部長のお話しされるとおりだと思うんですけども、でも、恐らく何人かが迷われて、提示されたものがこれでいいのかどうかというのは恐らく、そう簡単に白黒できるような話でもないような感じがしますよね。そのときのスケジュールは、考えていらっしゃるスケジュールは、気持ちはわかる、思いはわかったとしても、でも実際に今年度中だとか、そんなんで判断できるようなものじゃないような気がするんですよ。つまり、来年度以降だとか、もうちょっと時間をくれとか、そういう話が出てくるんじゃないかなと思うんです。
もう1つは、今、ちょっと地価が上がってきましたよね。そんな関係もあるので、もうちょっと様子を見ましょうや、なんていう話も恐らく中に出てくることも予想されますよね。そのときに、私がお尋ねしたいのは、そのスケジュールが思うように進まないときにどの時点で判断をして、これが取り込めなかったときの話、あるいは取り込んだときの話、そして現庁舎案と、いろいろと、場所については2つの案があるわけですね。旧日出小の方については、取り込めなかった案、取り込んだ案、それから現庁舎の案、それぞれ候補は、場所的には2つに絞っているけども、旧日出小の場合は取り込めなかったことと取り込んだことと、2つあるとすれば、私に言わせれば3つぐらいの物差しがあるんじゃないかなと思うんですけども、それの中でどういう基準でもってそこの場所の選定を選ぶのか、その時期はいつなのか、それは財政状況とか、いろんな今のご説明で区民への
アンケートをとったりして、こういう庁舎を建てたいという気持ちはわかるんですけども、その時点での判断はどういうことで下していくのか、そこはどのように検討されているのかをお尋ねしたいです。
○上村施設管理部長
これまでもいきなりそういう数字を出すということでなくて、それぞれ皆さんのお気持ちをいろんな形でヒアリングした上で、目標に向かっていろんな、今、モデルをつくっているわけでございますので、そこから始まるということではございません。ただ、やはり、それは、皆さん、本当に大切な結論をするわけですので、細かい点でやっぱり違ったとかという話は、多分出てくると思うんですけども。本来であれば、都市計画の段階っていうのは3分の2以上の権利者の賛成があれば入れるということになっているんですけども、今回は、区の所有地も大半を占めているということで、そういうごたごたはなるべく避けたいということで、全員の了解を得てから次のステップに入ろうという作業をしておりますので、そういう細かいことは、都市計画決定をした後で実際の設計をして確定するという方法もありますし、その内容はどういうものかによって次のステップに入れるかどうかと、やっぱりいろいろあると思うんですね。
したがいまして、今、委員ご指摘のようにいろいろなパターンが想定されますが、とにかく今の作業を進めた結果を見てから、いろんな見地に基づいて、その次のステップ、どういうふうに入るかを決めたいと思いますので、もうしばらく、その辺の状況についてはちょっと見守っていただきたいと思っております。
○垣内信行委員
じゃあそれは、なかなかもう今のところ、こうだということは言えないというのはよくわかります。
それで、ちょっと別の角度でお聞きしたいんですけども、そうなってきますと、いろんな、様々な所管計画がありますよね。庁舎という大きな計画があります。その中で、財政フレームだとか、これからいろいろ出てくると思うんですけど、これによってかなりいろんな事業計画だとかの関係が変わってくるといいますか、長期計画というか、基本計画の問題で、これを延ばしたときには、3年後になるか5年後になるかわからない。その長期計画との関係で庁舎が見通しが立たないようなことの、今、何ていうのかな、基本計画そのものについては、どういうふうな形でこれから進めようとしているのか。つまり、今の財政状況、よくなって、未来戦略推進プランという名前になりましたよね。この未来戦略推進プランについては、また、ローリングしていくみたいな話なんだけど、庁舎問題はそういう形で結構絡んできた話だと思うので、それについての計画というのは、私は何か抜本的に見直していかなければならないと思うんですけども、その辺はこのまま計画というのはそのまま進めていいものなのか。つまり、今の企画の考え方がそのまま、今の考え方でそのまま進めようとしているのか、そこはいかがか、ちょっとお尋ねします。
○
齊藤企画課長
基本計画の実施計画としての未来戦略推進プランでございます。4年間を期間として、毎年、新たな事業計画を盛り込みながらローリングをしていくということでございますので、新庁舎につきましても、事業化が具体的に、スケジュールや経費等が明確になった段階で、それを組み込んだ上で新たなプランを、これは1年に1回でございますけれども、そこで新たなものを計画して組み入れていくということだと思います。ですから、新庁舎だけではなくて、今現在、学校跡地の活用、それから学校改修計画等についても、まだまだそういった要素はたくさんございまして、そういったものを、個々の計画が具体化された段階で区の財政収支を見ながら、そこで当然、収支が均衡する形での計画づくりをして、そこで年に1回、計画を改訂することによりまして、区民の皆様に、また議会の皆様に今後4年間の最新の事業計画を示していくということでございます。
○垣内信行委員
4年間という形のスパンという見方はそれでいいと思うんですけども、庁舎が入るのと入らないのでは、もう少し長期に渡った考え方。恐らく基本計画というのは、10年スパンで見ていますよね。そのときに10年先のことを考えて、いろんな制度が改革になってきたりしていますよね。そのときの長期にわたっての計画というものについて、今は4年間ぐらいしか、ちょっと先のことぐらいしか見渡していないですよね。未来戦略推進プランも。でも、もっと先の話になったときに、よく区長言うじゃないですか、10年後の、先のことを見据えた区政運営だってよくおっしゃられるので、そのことで長期的な視野に立った上で、その計画、庁舎との関係、それから基本計画との関係は、どういうふうに見たらいいのかということをもっともっとお尋ねしたかったんですけれども。
○河原政策経営部長
まさにこれだけ時代が動いて、また、新庁舎もこれから、意思は、2つありまして、これは金をかけないで、区長の考え方としては新たな新庁舎を建てたいという基本的な考え方に基づいておりますが、地価の高騰、また、今後の進み方、さらにこれからの事業展開等を含めると、ある程度長期的な財政ということが、毎年毎年変わってきますので、その時点で修正もあろうかなと思いますが、基本的な庁舎問題を基本にして、もう一度新たに他の要素も取り入れた財政的な長期の視野も検討せざるを得ない場面が出てくるかなと思っております。
ただ、そうは言いつつも、財政状況が毎年毎年大きく変動していますので、やはり短期的には4、5年のところはきちっとした収支均衡ということでは進めて行かざるを得ないと。ただ、庁舎問題は大きいものですので、長い目で、もう一度見直しは必要だと、そのように考えております。
○
山口菊子委員長
よろしいですか。
他にいかがでしょうか。
○日野克彰委員
何点か質問させていただきます。
これは大分前から、私だけでなくて、いろいろなところで議論になっていたところなんですが、今日、来庁者
アンケートということを示されました。前もパブリック・コメントとかでこういう意見があったとありました。ただ、私は、もう1回、原点に帰って、そもそも論というか、それがやっぱり必要なんじゃないかなと。だから、庁舎については、直にでも建てるべきだという方が、もちろん沢山いらっしゃることもそうだと思います。しかし、短期的な問題で考えちゃだめだと。要するに、5年、10年というような、もっと他にやることがあるべきではないかという方も区民の中には結構いらっしゃるんじゃないかなと。ただ、それがどのぐらいの割合でいるかということについては、私も周りに意見を言ってくる人の数でしか推測することはできない。それで、だから、何が言いたいかといいますと、来庁者
アンケートというのは、もちろんつくることを前提とした上の
アンケートです。だから、そこで、そんなの反対だよという人は余りいないでしょう。パブリック・コメントというものは、あれは、やっぱり意見をお持ちの方がそれぞれ意見をお述べになるのだから、それが賛成とか反対とかは別にしても、一種、何ていうんですかね、例えがいいかどうかわかりませんが、オールスターのファン投票みたいなものというのは、あれは、正確な一般のファンの全体意思を反映したものではないですよね。もちろん関心のある人がやってくるわけだ。だから、この庁舎の問題についても、位置とか、時期とかも含めて、そういった区民の一般意思がどの程度であるかということについては、やはり、最終的には議会が条例提案で決めるんですが、確認をすべきではないかと思うんです。そういったことというものは行わないんでしょうか。
○天貝庁舎建設室長
そもそも論といいますか、庁舎が今、必要なのかどうかということでございますけども。これは来庁者
アンケート調査を実施した理由としては、この現庁舎を実際に訪れた人が、どうお考えになった意見なのかということを聞くということも、1つの大きな要素でございまして、一般的に豊島区の区役所の庁舎を新築した方がいいか、改築した方がいいかとか、そういった意見よりも、実際に区役所に訪れた人は庁舎をどうお感じになったのかということを、今回、重要視いたしまして聞いたわけでございます。
その中にも、庁舎を建てるに当たっては、非常に効率的に建てろという意見がかなりございました。ただ、その中では、庁舎そのものは要らないというのは若干ありましたけども、ほとんどなかったわけでございます。したがって、そういった、本当に庁舎を見て、中を見て、サービスを受けて実感した上での意見を尊重していきたいなと考えてございます。
○日野克彰委員
わかりました。
今の答えは恐らく、そういうことはやることはないんだろうというんじゃないかと思うんですけど、それはまたいずれかの機会に形を変えて、ちょっといろいろ問うてみたいと思います。
それで、他の質問ということでさせていただきます。
先程、各地権者について、いわゆる、一種の権利変換に当たる条件の提示ということが行われるということのご説明がありました。そこで2点、ご質問をさせていただきます。
1つは、今、交渉されている区域外敷地ですか、あそこが入るか否かによって、そのう条件というのかわからないんですけど、その辺のところって変わってくるんでしょうか。
それから、2つ目。これは区も地権者であるし、もう1つは、その立場としては、庁舎を建てるということで税金を注ぎ込むと、要するに、全区民の、ある意味での財産を使うということもあるので、前にも説明をさせていただいたんですが、その権利変換に当たる条件の提示について、どのぐらいの情報公開ってなされるんでしょうか。もちろん、個人名で誰に幾らということを教えてくれということは言いませんよ。ただし、やはり、いろんなところでいろんなお話がありまして、それは、もちろんいろんな噂にもなっていくわけです。そうすると、区が税金を注ぎ込むことによって、資産価値が物すごく上がるんじゃないかとかっていう話で、疑心暗鬼の目を持っている方もいらっしゃることも私の耳に入ったことでは事実ではあります。だから、何らかの形での情報公開、どの程度かはわかりませんが、それは必要だと思うんですが、その辺はどうなのか。
○上村施設管理部長
1点目の、その敷地の形態によって条件が全部変わるんじゃないか。そのとおりでございます。建物形態から、受ける制限が全部変わってきますので、建物形態から全部変わってきますので。それから、入れるか入れないかによってその部分の従前資産はまた変わりますので、全くもう変わってきます。
ただ、今回は区域外の方は、自分が参加した場合にどういう権利変換ができるのか、それを見てから判断したいということですので、当然、区域を入れた条件ですべて進めております。
そういうことで、ご納得いただければ街区全体でそのまま進むということになると思います。
それから、権利変換についての情報公開、これをどうするのかというご質問についてですが、これにつきましては、再度、軽々なことを言って間違っているといけませんので、整理した上でお示ししたいと思います。ちょっと、そういった制度も少し変わってきているようでございますので、それを整理した上でまたお示ししたいと考えております。
ただ、区の方のものについては、当然、その後の区の取る床がそこでわかってくるわけでございますので、その部分につきましては、いずれにしろはっきりするということだと思います。全体につきましても、もう一度精査してお示ししたいと思っております。
○日野克彰委員
わかりました。もう1点だけ質問です。
来庁者
アンケート、1番のところでいいのか、2ページ目のところで、ちょっと内容のところなんですけど、窓口サービスで来庁者件数の多いところという中で、その中で②の福祉関係業務を中心とした関係課の配置というのがあります。それで、ここのところなんですが、今、地域に地域包括支援センターがありますよね。だけど、あそこで何をやっているか、もちろん、その存在自体も結構知らない方がいらっしゃって、私のところなんかにも相談になる方が来ると。だから、こういうものがありますよと言って、ご相談に行かれる方がいるんですね。そこから推測をすると、地域包括支援センターで対応できるかどうかは別ですよ、現状のところが。今、そこに行って相談をしてもいいものが区役所に来ているものというものが相当数あるのではないかという、私は推測を持っているんですよ。だから、この辺のところを分析する際にも、もちろんお近くのところで相談が、用件が済めば一番いいわけですから、その件数がどのぐらいあるかということがここの中には想定はされているのか、あるいは、もしなければ、やはりその辺のところも内容というのは分析していくべきじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○天貝庁舎建設室長
その点はご指摘のとおりで、ここで書かせていただいたのは、現在の現庁舎を中心とした各課の配置が非常に不便な状況を来しているということでございますので、地域包括支援センターは十数カ所ございますけれども、そういったものも中に考えて、相談件数についてはまだそこまで計算してございませんので、そういった考え方も考慮を入れて検討を深めてまいりたいと考えてございます。
○河野たえ子委員
今の相談の話なんですけど、福祉関係業務を中心とした総合相談窓口の設置というのがありますね。それは、その前のページの、新庁舎における窓口サービスの基本方針というのがあって、用件のある窓口に簡単にアクセスできるとか、いろいろ、待ち時間を少なくするとか、ありますね。私、これなんですけど、整理して単純になることは大いに結構だと思うんです。
だけども、今の日本の法律だとか、それから業務によっては法的な拘束があって、例えば、生活に困りましたと相談に来たときに、総合窓口に行って相談を言ってやりますよ。そこで、だけど実際にこの人は、他の年金だとか何かでできるのかとか、それから、そうじゃなくて、本当に生活保護を受けさせなきゃならないのかとかという話を判断するというのは、今のやり方でいったらすごく難しい、今の法律との関係から言うとですよ、そう簡単に総合窓口ですべて解決できるとは、ちょっと、私の頭が古いのかもしれませんけれども。
この辺は、まあ皆さんのことだから、もっともっとここに書かれていないことをいろいろ検討して、それで決めたのかもしれないんだけど。あと、テレビ電話でこれをわからなかったら他へ電話をかけて、マンツーマンでやりますよと、こういうふうにもなっているんだけど、そんなに、相当職員が知識があって、法的にもあって、だって、生活保護を受けに行って、総合窓口に行ったって、最終的にはきちんとした生活相談をして、そしてそこで調査をして、そして、それから受給させるという、そういう幾つも幾つもの手続があるでしょう。こういうものを単に、この総合相談窓口を設置してやればいいよというところは、どのぐらいまで皆さんのところで、今の話は議論をされて可能だとなっているんでしょうか。
○天貝庁舎建設室長
おっしゃるとおりだと思います。福祉関係業務といっても多種多様でございまして、法もそれぞれ異なって運営されてございまして、法律も毎年のように変わっている状況の中で、職員が1人で対応できるような形は非常に難しいと。それは、総合相談窓口だけではなくて、その前に書いてある総合窓口、届出証明も、国保年金、それから区民課の戸籍関係を含めて、それから税関係もすべて1人の職員が知識を持って対応すれば一番ベストだと思います。それは、非常に難しいという状況の中で、どの業務であれば可能なのかということを、今後、会議体を組織の中でつくりますので、そこで具体的に作業を洗い出しまして、これは1つでできるなとか、これはやはりベスト方式だなということで区分けをしていく作業を今後進めてまいります。
それから、総合相談でございますけども、それよりもかなり区分が非常に独立した相談が多いということは非常に認識してございますが、今回、保健福祉も積極的にこれについては取りかかりたいということもありますので、今後、できるだけ場所については、相談する場所についてはワンフロアに集約していくことが理想にして、中身についてもできるだけ連携をとって、方々に行かなくても、ある程度そこに行けば対応ができるということを理想に掲げまして、具体的な作業を進めていきたいと考えてございます。
○河野たえ子委員
まだ、新庁舎が具体的になっていないから、だけど、これとよしとされると、やはり後で区民に誤解を与えると。私たちも、できるだけあっち行ったりこっち行ったりしないようにするとか、それから、省略できるものは省略というか、1つのところでできるように、合理化できるものは合理化したらいいと思うんですよ。しかし、現実には、100%不可能な面もあるので、これはいろんな法律の関係でそういうのがいっぱいあるわけですよ。そのあたりがはっきり、もしこういうものを区民に出したら、後でそうならなかったじゃないかと、こういう可能性だってあるわけです。窓口をできるだけ集約とか何とかっていうのは、それは可能性があるとしても、やはり、後は、もう1つは職員の問題なんです。職員がそういうものについて相当精通していない限り、結果として、いくら窓口を近場に置いておいても、やはり、うまく行かないということになり兼ねませんので、私は、まだ先の話だなとは思っているから聞くのはやめようと思ったんだけど、ただ、これとよしとして十分検討しないまま行ってしまうということは困ると思いましたので発言したわけで。
それで、あともう1つは、やはり、こういう問題については、今言った法的なもので省略できないものはあるんですね。そういうものが、私たちに説明するときには、何が何でという説明をしていただかないと、これだけでは不十分だと思いますので、一応、意見だけ言っておきます。
○
山口菊子委員長
よろしいですか。
他にございませんでしょうか。よろしゅうございますか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
山口菊子委員長
それでは、最後の案件に入らせていただきます。
巣鴨駅
北口白山通り駐輪場の開設及び
利用状況について、理事者から説明がございます。
○高橋交通安全課長
それでは、巣鴨駅
北口白山通り駐輪場の開設及び
利用状況について、配付してごさいます資料に基づいてご説明差し上げます。
資料といたしましては、説明資料が1枚と両面刷りの図面1枚をご用意させていただいております。
1枚目で概要の方を説明させていただきます。
まず、1番目の概要でございます。
巣鴨駅
北口白山通り駐輪場は、昨年6月に策定しました、豊島区自転車等の利用と駐輪に関する総合計画に定められました、国道管理者との連携による駐輪場としまして、国道17号の歩道上に整備したものでございます。
また、この開設に合わせまして、現在ある自転車の放置禁止区域を拡大し、撤去活動を強化いたしました。
2番目ですが、位置としまして、巣鴨二丁目9番先にございます、国道17号白山通りの歩道上、こちらは東京都交通局巣鴨自動車営業所、そして、区立の巣鴨駅第三自転車駐車場、こちらの前に当たります。
収容台数といたしましては、自転車104台となっております。
3番目の施設概要ですが、原則として24時間、年中無休としております。
利用方法につきましては、個別電磁ロック式の駐輪機が並んでおりまして、時間単位の課金システムによって利用者各自で料金精算ができるようになっております。
利用料金としましては、最初の2時間までは無料、以後6時間ごとに100円を課金することとしております。
管理方法といたしましては、利用者からの問い合わせ等の際に、通信機器を通じた遠隔操作で初期対応を行い、必要に応じて現場に駆けつける体制を整えますと同時に、区立駐輪場の方から周囲にございます管理人が定時的に巡回し、不正利用者への指導だとか、駐輪場周辺の放置自転車の誘導案内などを行うものとしております。
4番目の
利用状況でございますが、まだオープンして2カ月でございますが、7月の回転率は1.0回転、8月は1.5回転ということで、とても高い利用率となっております。
5番目の巣鴨駅周辺における今後の整備についてでございますが、総合計画においては、今後の10年間で300台の自転車駐輪場を整備することとしております。
この巣鴨駅
北口白山通り駐輪場はその一環でございますが、今後も巣鴨駅ビル開発に伴いまして、付置義務以外にも60台規模の駐輪場を、また、交通局巣鴨自動車営業所の改修に合わせまして、現在の巣鴨駅の第三駐輪場を倍増しまして、260台規模の駐輪場を整備していく予定でございます。
1枚おめくりいただきまして、巣鴨駅
北口白山通り駐輪場の周辺図をご覧くださいませ。
下の方には最新の現況の写真がございます。上の方の地図の中央部にございますとおり、左上から右下へ通る白山通り沿いに、細長く、駐輪場を設置いたしました。
少しわかりづらいんですが、これまで右下のJR巣鴨駅から地蔵通りの入り口、そして、交通局営業所の前まで、太線で囲んだところが従来の自転車放置禁止区域でございましたが、今回、駐輪場の整備にあわせまして、左上の豊島市場、こちらの手前まで広げたものでございます。
駐輪場の具体的なイメージでございますが、裏面にございますとおり、歩道に自転車ラックを設置いたしまして、車道に向かって並べていく形態となっております。
説明は以上でございます。
○
山口菊子委員長
説明が終わりました。ご質疑をお願いいたします。
○儀武さとる委員
何点かお聞きしたいんですが、まず、この施設建設といいますか、ラックと自動精算機ぐらいしかありませんが、幾らかかっていますか。
○高橋交通安全課長
こちらの整備費の方として、約900万円ぐらいかかったということでございますが、こちら、指定管理者の自主事業という位置付けをしておりますので、区からの持ち出しではございません。
○儀武さとる委員
これは利用率が高いんですけども、最初の2時間が無料ですので、実際に有料で使用している人は1,800人、8月が3,000人なんですが、収支の見通しといいますか、道路の使用料ですとか、維持管理費を含めて、収支の見通しはどうですか。
○高橋交通安全課長
こちらの駐輪場につきましては、もともと、この巣鴨駅周辺につきましては、私どもの調査からいたしましても、買い物等、短時間の駐輪需要、こちらに対しての対応をするために設けられたものでございまして、当初から短時間の利用が多いことは想定しておりました。
また、私ども、お金を稼ぐことも大変大切なのですが、放置自転車、こちらの方を減らすことをメインとしておりますので、そういうことも想定しまして今回の駐輪場を整備したものでございます。
なお、道路の占有料につきましては、国道さんの方の道路なんですが、免除されておりまして、このような利用率が高い状態で続けば何とかペイするのではないかなという見込みではございます。
○儀武さとる委員
総合計画、昨年の6月に策定しているのですが、5番目の、今回の歩道上の駐輪場と、それからJR、それから巣鴨の、これは都バスの操車場ですね、これらが発生しますと、放置自転車の対策は十分ですか。
○高橋交通安全課長
私ども、18年度からの10年間で300台の駐輪場施設を整備するという形で総合計画の方では定めております。ただ、これは今後10年間の見通しでございまして、それ以降もいろんな状況の変化によりまして、新たな放置自転車対策を検討する必要はあると思っております。それにつきましては、中間年であります、4年後ですね、そちらの方に、状況等を合わせまして検討することが必要だとは思っております。
○儀武さとる委員
今年の2月に、日経新聞に都バスの大塚営業所を廃止して、巣鴨の営業所に移すと、大きな施設をつくる、そのデザインというか、プランの一般入札、プランの作成の入札の公募を行っているという新聞記事がありましたけども、この現在の計画はどうなっているんですか。
○
齊藤企画課長
ご指摘のとおり、交通局の方がそういった委託調査を発注したということは、区も認識しているわけでございますけども、この間、交通局さんの方にどういった委託の成果物ができているんでしょうか、といったことを何度かお尋ねしているんですけれども、東京都の人事の関係もございまして、8月末の段階では、中身は十分局内で詰まっていないというお答えでございまして、その内容につきましては、現在も早く教えてくださいとは申し上げておりますけども、現時点ではそれは了知していないという状況でございます。
○儀武さとる委員
まだ、具体的に明らかにされていないということなんですが、私は、そうであるならば、区はもっともっと積極的に動きまして、やっぱり地元の要望もつかんで動く必要もあるかと思うんです。
この自転車駐輪場は、260台規模に拡大するというのは昨年の6月に交通局と、こういう話し合いがある程度できているわけですよね、総合計画を策定するに当たっては。新聞発表は今年2月なんですが、そうであるならば、区がもっと、この260台に限らず、台数をもっと増やすように動く必要があると思うんです。
今、巣鴨北の駐輪場なんですが、これは、今、路上にあふれているんですよね。あそこは自転車の籠、ちょっと規格から外れた自転車は機械式で収まらないものですから、道路にあふれているケースが多いんです。この計画では、私は本当にまだまだ放置対策が、不十分だと思うんです。
そういう意味でも、この260台に限らず、もっともっと台数を増やすように要望を出すべきではないかと思うんですが、これはいかがでしょうか。
○高橋交通安全課長
こちらの巣鴨自動車営業所につきましては、交通局の方でもまさに有効利用を検討中ということでございまして、私どもの方も具体的なところはまだ把握しておりませんが、ただ、この総合計画を策定する際に、こちらの交通局の方も協議会の方に参加いただいて検討した結果としまして、現在あるものを倍増して260台規模でご協力いただくということになっております。
そういう委員のご指摘のところも了解しておりますので、今後、この260台については必ずや確保しながら、それ以外の、ここに限らず、駐輪場の整備なんかについても検討を進めていきたいと思っております。
○儀武さとる委員
この駐輪場の問題とあわせて、この施設を改修される際に、トイレの設置ですね、これも私は要求すべきではないかと思うんです。拡幅工事で高岩寺の公衆トイレが廃止になりますし、周辺の地元住民の要望としてトイレをもっと確保してほしいと、つくってほしいと、こういう要求もありますので、ぜひこの改修の際には、トイレの設置、強く要望していただきたいんですけども、これはいかがでしょうか。
○増田都市整備部長
前段の方で、先程のご質問の中で、地元の要望をどういうふうに上げているのかということが若干触れられておりました。これらにつきましては、地元の関係者の方々に集まっていただきまして、いろんな会議等をやっております。それで、その中では、私どもも参加をさせていただいておりまして、あそこの開発の施設の考え方については、地元の要望を既に伝えてございます。
ただいまお話がございましたように、トイレのお話につきましても、第四建設事務所との調整がずっと続いております。それから、高岩寺の関係で行きますと、やはりバス車庫のあり方が問われておりまして、あの施設の中でバスを何か入れられないかということも検討を合わせております。
それから、道路のあり方につきましても、道路上で今までの、いわゆる観光バスの停留所、それから、出入庫みたいな形で、そういうようなスペースがとれないかどうかということもあわせて、第四建設事務所を通じてお話をさせていただいているようなところでございます。
今後、地元の方でも新たな請願を提出する動きがございまして、それが東京都宛て、それから豊島区宛てになるかどうかはまだ定かではございませんけれども、そういうような地元要望をまた新たに出すということで、つい先日でございますが、私の方においでになって要望されております。そういうことを踏まえまして、その施設に当たりましては交通局の方に、その要望を改めて私どもの方でもお聞きし、お伝えをしてまいりたいと思っておりますので、若干の時間はかかるかと思いますけれども、様々な検討を加えているということだと思います。
当初は、8月頃には、プランニングみたいなものがお示しできるようなお話をちょっと伺っておりましたけれども、いろんな状況から、それらの計画についてのプランニングについては遅れているのではないかと推察しております。また、新たな情報等が入りましたらご報告できるかと思いますけれども、地元の対応についても、私どもも一緒に要望等を踏まえて動いている、ということだけお伝えさせていただきます。
○儀武さとる委員
今の請願のお話なんですが、私が1期目のときに確か請願が出たと思うんですけど、歩道橋を撤去して歩道スクランブルにしてほしいですとか、いろいろ、面的な整備をしてほしい、こういう請願の内容だったと思うんですが。
あそこをスクランブルにしますと、ちょうど今度の歩道上の駐輪場がちょっと障害になるんではないかと思うんですね。それから、現在、2期工事を行っておりますが、ここは自転車走行レーンがありますし、歩行者の専用歩道もあります。ところが、3期工事、これからなんですけど、これは、今現在、この歩道に関してはどうなっていますか。
○
山口菊子委員長
ちょっと少し話が飛んでまいりましたけれども。
○増田都市整備部長
ちょっと関連いたしますので、私の方からお聞きしている内容だけお話をさせていただきます。
地元の方の考え方ということで、調整方がこれから図られるわけでございますが、地元のご意見は、大方ということでございますでしょうけれども、いわゆるスクランブル交差点の考え方で、あの歩道橋の設置については要らないという考え方が1つはあります。既存の歩道橋という意味ですね。それから、もう1つは、自転車道につきましては、3期の部分の工事部分については、どうも必要性を感じないというか、必要でないという方向もあるということで、検討については、そういうような方向で検討されるのではないかということを感じとっております。
今後の先見については、今後のことでございますでしょうから、いろんな検討が加えられると思うんですけれども、そういう考え方が従前の工事の内容と違いまして、3期については、ちょっと方向性が若干違うような考え方も聞いておりますので、そういう調整もこれからでございますし、用地取得に向けましてもまだこれからだということでございますので、今後の検討になるかと思います。
○儀武さとる委員
せっかく2期工事のところは自転車走行レーンをつくって、歩道を分離するわけなんですが、何か、3期工事の方は自転車専用レーンを設けないとちょっと聞いているんですけども、自転車っていうのは本当に健康にもいいし、排気ガスは出さない、いろんな意味で環境にもいいということで、ますます今後、その利用が高まると思うんですけれども、せっかく2期工事で専用走行レーンをつくってあるわけですし、ぜひこれを区がイニシアチブをとって、この3期工事、これを実現していただきたいと。
そうなってきますと、歩道上の今の駐輪場を、やはり、ちょっと障害になりますし、この地図で見ても、この白山通りの歩道は、巣鴨五丁目、西巣鴨方面から、朝、通勤客がもう必死になって、遅れまいとして、自転車のスピードを出して走っているケースが多いんですね。これは本当、歩道は徐行だという、このマナーの問題もあるんですが、しかし、会社に出勤するためにはなるべく、もう一生懸命自転車をこぐというケースもよく見ますので、ぜひ、この歩行者と自転車を分離した歩道をつくっていただきたいと。そのためにも現在の歩道上の駐輪場、この分をぜひ都バスの巣鴨営業所、そこに吸収するだけの台数を確保していただきたいと。そのために区がぜひ、もっともっと動いて頑張っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○
山口菊子委員長
先程来のご答弁の中でほぼ出されたと思いますが、重ねて同じ答弁を出しますか。
○儀武さとる委員
専用レーンもあるから。
○
山口菊子委員長
じゃあ、都市整備部長、簡略にお願いします。
○増田都市整備部長
すみません、関係ということで私の方でお答えさせていただきます。
地元の対応等を含めて、いろんな検討をこれから加えるということでございますので、自転車が通れない道路ではございませんし、ただ、専用レーンでないということでのお話かと思います。今後、そういう展開がどういうふうに図られるかというのは、道路線型の状態の中で検討を加えるということになると思いますので、そういう、
儀武委員の方からそういうようなご要望があったということだけはお伝えさせていただきたいと思いますけれども、今後は第四建設事務所の方と、それから地元の対応になるかと思いますので、その辺は、リードできるものについてはリードいたしますし、要望できるものは要望していくということで考えてまいりたいと思います。
○儀武さとる委員
今、ただ分離していないからというのではなくて、例えば、夕方の時間帯、駅に向かう方と、それから、駅から出てくる夕方の時間帯は物すごい混むんですよ。だから、ちょうど、この歩道上の駐輪場、ラック式があるんですけども、どうしてそこにつくったのか、こういう意見もあるんですね。ですから、ぜひ、将来、ここの改修工事が、ちょっといつになるか、まだはっきりしませんけども、こういう立場で動いていただきたいと思います。
○
山口菊子委員長
他によろしゅうございますか。
○本橋弘隆委員
すみません、12時過ぎているのに。
私、自転車駐車対策の協議会の委員もやっている関係で、その進捗状況等々、区民の方とお話しする中で、あそこ、私も使っているわよとか、いろんな意見が来るんですね。その中で、区民の声で、ああこれはちょっと改善して区に要望した方がいいのかなという点があるんですけども。
今、この自転車ラックの標準断面図を見させてもらいますと、これ、前輪が持ち上がるタイプと、地面にそのままかちゃんとなるタイプなんですけども、これはこれである程度、例えば、妊婦さんも前輪を持ち上げることぐらいはできるのかなとは思うんですが、例えば、ウイロード、西から東に来て、右手にできましたですね、自転車駐輪場が。あそこ、ラックは、私も現地を見ると、両輪とも持ち上げて入れるタイプなんですね。その中で、お子さんを引っ張っていて、さらに2人目もお腹にいるという子はどうしても持ち上げられないと。その方は他の小さい自転車は下の段も占拠しているという光景も見て、ちょっと、これの利用の方法について、区の方にちょっと一工夫があっていいんではないかというお話を受けたんです。
そこで、例えば、山手線に乗れば、山手線に限らず、シルバーシートというのがあって、一定のところが、けがをした人、妊婦の人、お年寄りの人っていう形で、いわゆる優先枠がつくられているわけなんですけども、この自転車駐輪場も、例えば、そのラックをピンク色なり、何か色を変えることによって、ここは自転車をやっとこさ乗っているような方とか、今、言ったような妊婦さん、子育て真っ最中の方とか、そういった方が優先的に利用できるような仕組みというんですかね、そういったものがぜひ必要だというのが私の、今、区民の声を伺っていて感じるものなんです。
ですから、最も出し入れしやすいようなところを優先枠として、色分けするなり、また、指示、案内板なり出すなりして、その利用というものに当たっての、いろんな人に対してやさしい駐輪場という形でやっていただけたらありがたいなと思うんですけども、その辺、いかがでしょう。
○高橋交通安全課長
委員のご指摘のとおり、ウイロードにつきましては限られたスペースの中で1台でも多くということをちょっと優先したこともありまして、見ていただくとわかるんですが、他の個別ラック式の駐輪場よりも間がちょっと狭目になっているんですね。ただし、その分、より台数が入るようなことを多少優先させていただいたと。
ご存知のとおり、ウイロードはいつ見に行っても大変繁盛していまして、2回転回るような駐輪場というのは私どもも初めてだったものですから、なかなか難しいところはあるなと思います。
今後つくる駐輪場につきましては、場所にもよりますが、多少、もうちょっとゆとりをもったりとか、この巣鴨の方もそうなんですが、前輪だけ軽く上げるような仕組み、いろいろ駐輪場のラックも種類がございますので、そういうのを含めて検討していきたいと思っています。
委員のご指摘のありました優先ラックでございますが、こちらは、24時間、365日の無人のところでやっているということがございまして、仮につくった場合、それを徹底させるためにはどうしたらいいかと、いろいろ課題はございますので、そういうのも含めて検討はさせていただきたいと思っております。よろしいでしょうか。
○本橋弘隆委員
今、たまたま、そういった子育て真っ最中のお母さん方の話を、例えとして出しましたけども、いろんなご事情を持った方が自転車を使っていますので、その辺は、ただつくった、もうつくったからねと言ってどんどん先へ行く前に、つくった後の利用のされ方とか、その辺の実態調査も踏まえながら、さらに工夫の効いた、豊島区ならでは、そういった駐輪場システムというのをつくり上げていただきたいと要望して終わります。
○垣内信行委員
この時間だけに短くやります。
ここに、今、説明があった、この管理方法で、利用者の問い合わせや機器の作動不良のところですけれども、通信機器を通じて遠隔操作で初期対応を行い、必要に応じて現場に駆けつける体制って、こうありますね。これは、無人のところは結構こういう体制をとっていると思うんですけども、これは委託ですよね。警備会社なんかにこれを委託しているんだと思うんですが、豊島区の無人の駐輪場の、現場に駆けつける委託はすべてみんな同じ会社ですか。
○高橋交通安全課長
この巣鴨白山通りにつきましては、指定管理者の方が入っておりますので、指定管理者の方からの人で対応していただくという形になっています。
他の無人のところ、例えばウイロードだとか、あとは下板橋に駐輪場にございますが、すみません、ちょっと確認しますが、すべて統一というわけではなかったと思っております。
○垣内信行委員
それで、この指定管理者でもあれなんですけども、これの契約なんですけども、現場に駆けつける体制があるでしょう。これ、区との関係でいうと、どれぐらいの時間帯で現場に駆けつけるような内容になっています。
○高橋交通安全課長
申し訳ございません。ただいま、ちょっと仕様書という形では持っていないものですから、何分という形ではなかったとは記憶はしておりますが、こちらの指定管理者のところにつきましては、巣鴨駅の北、南、第3自転車駐輪場のすべてを、周囲にございますが、合わせて管理をお願いしているところもございまして、通信機器等を利用しましても比較的早く対応していただくとは聞いております。
○垣内信行委員
ここはわかりました。
それで、この間、ウイロードの話、今、
本橋委員から出た話、あそこ、この間、
トラブルがあったんですよ。それで、はまったまま出せないわけ。あそこに電話機がありますよね。とにかく原因は、お札の紙詰まりのために全部機械が止まっちゃって作動できなくなっちゃっていることなんですよね。それで、電話したら、どれぐらいで来るのかと聞いたら、20分はかかりますよと、こういう返事でした。それで、来たのは結局、20分経っても来ないんですよ。それで警備会社が来ました。そうだな、あれ、25分ぐらいたってから来たかな。それで、自転車駐輪場なのに、緊急の対応をしてくれって言ったのに、20分も30分もかかってはしようがないでしょう。大体。急いでいるから自転車駐輪場で金を取っているのに、そんな緊急の場合に、少なくとも2、3分とか5分とかで来てもらわなきゃ、対応にならんでしょう。あそこのウイロードのところはそうなのよ。そのラックのやり方だけでなくて、緊急体制、これ、ちょっとこういう話があったからついでに言っているんですけども、とにかくもう1回、調査してみて。
それで、とにかく遅い。あんな遅いんだったら緊急対応にならんから、20分も30分も待たされるんだったら、あんなの使いませんよ。
ということなので、ぜひ調査をして報告をください。
○
山口菊子委員長
よろしいですね。お2人のご質問、それぞれ、ご提案とご要望がありましたのでお持ち帰りいただいて、それぞれ、ご答弁、またご用意ください。
それでは、他にございませんでしょうか。
「なし」
───────────────────◇────────────────────
○
山口菊子委員長
それでは、次回の日程についてお諮りいたします。
小委員会でお話は済んでおりますけれども、11月8日木曜日、午前10時から小委員会、11月12日月曜日、午前10時から委員会を開会いたしたいと存じますがよろしゅうございますでしょうか。
「異議なし」
○
山口菊子委員長
では、そのように決定をさせていただきます。
───────────────────◇────────────────────
○
山口菊子委員長
以上で、豊島副
都心開発調査特別委員会を閉会いたします。
午後0時12分閉会...